■ 電脳魔女の独言68 猫の餌2013. 3.21

読者の皆さ〜ん。お変わり無しですか?
 この冬大雪の中をどこからかやって来た猫と友達になった。
アメリカンショートヘアと虎の合いの子で、やたらと尾が長い。
餓えて背骨が飛び出しそうな様子だったので、飯に鰹節を混ぜて
出してやると、飯一膳半分をぺロリと平らげて、もっとくれ〜
と言う。パンをやるとそれも食べた。どこかで飼われていたのかして、
さほど警戒心も強くなさそうだ。根っからの野良猫なら餌を貰いいつ
つ人を威嚇して、可愛げというものが全く無い。
 そのうち、椅子代わりにしている桐の切り株の上に座り、一日中
ベランダにいるようになった。にゃんにゃと呼ぶと返事するようにな
り、小鰺の干物を見せると涎を垂らしたりする。犬はともかく、猫が
涎を垂らすのを見たのは、魔女も初めての事で少々驚いた。キャット
フードをやるようになって少しすると、飯をやっても食べなくなった。
これじゃなくキャットフードをくれと猫撫で声でおねだりをする。
え?鰹飯をいらない?鯖や鰯の皮や骨もいらない?猫の癖になんだ!
でもこちらはそんなに甘くないわけで、出されたものを全部食べるまで、
他の餌はやらない。すると諦めて全部たべるのだ。

キャットフードには麻薬並みの習慣性になる成分が多量に含まれている
のではあるまいか?





[戻る]