■ 電脳魔女の独言7 クリント・イーストウッド | 2006.12. 9 |
ダーティ・ハリーシリーズ以来、電脳魔女にとっては大の御贔屓クリント・イーストウッド。 近頃、硫黄島からの手紙で再び人気を集めている。 双子座に太陽を持つ彼は、顔の半分で喜びを、もう半分で深刻な悲しみを同時に味わうという二面性を与えられている。 さらにダブルサインの惑星を、牡羊座の火星、蟹座の月、山羊座の土星とホロスコープ上に3個も持っている。 牡羊座の火星はフロンティア精神と闘争本能、蟹座の月は未来への夢と身内意識、山羊座の土星は忍耐心と実行力で、それらが最大に強化されている。さらに分秒単位で仕事をかたずける能力が高く、後に彼と再婚して娘を産んだ女優のソンドラがそれを証言している。「彼の映画に出て驚いたのは、撮影が常に予定の時間内で終わることです。ほかの監督では考えられないことでした。」 そして彼の仕事に重大な影響を及ぼしているのは牡牛座25度付近にある水星。 このエリアにいるのは、天空の中では最大の凶星といわれているゴルゴン・メドゥサ。ギリシャ神話によれば、彼女はくねくねと動く無数の蛇の髪を持ち、道ものをすべて石に変えてしまうという怪物。英雄ペルセウスによって退治されたという伝説があり、昔の占星術師達からは大いに恐れられていました。 このエリアが表すのは、暴行、暴力、殺人、犯罪者、死刑囚、絞首、打ち首、 暴力による死、戦争中の無差別爆撃による死などで、彼の映画の世界そのものといっても過言ではありません。 このエリアに火星を持った人は、他の惑星との角度によって、脳出血や暴力事件に巻き込まれる危険が潜在しているといわれていますが、彼は火星ではなく知的活動の水星を持っています。 これらの星すべてを利用して、自分の創造の世界である映画の中に閉じ込めて、 魅力的な形に変えてしまったイーストウッドは、当代の天才映画人の一人と いうべきでしょうね。 |
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