牡羊座3/20−4/19

牡羊座に太陽を持って生まれた人の、基本的テーマはフロンティア精神と闘争です。支配星が火星ですから、皆さんお持ちの火星のイメージそのままです。

一度理想に目覚めると燃えるような向上心をそのまま行動に移し、組織の指導的立場に立つでしょう。

いかなる困難をもものともせず、目的に向かって突き進む姿は周りで見ていると惚れ惚れするものがあります。

戦いの大好きなこの人の性質がマイナスの方向に働いたときは問題です。暴力的な行動やヒステリックな言動となって周囲の人々を巻き込みます。短気で喧嘩っ早く辛抱というものがなくなってしまうのです。人間の成長過程の始まりにおいては、多かれ少なかれ誰でもが通る道です。

火星はすべての始まりを暗示していますから、子供時代はみな牡羊座を経験するのです。小さな子供をよく観察してみればよく分かります。興味あるものに出会うと何でもやりたがり、うまくゆかないとひっくり返って泣き叫ぶでしょう。デパートやマーケットなどで買い物をしている親子連れの間でよく見かけることのできる光景です。この子は物が欲しいわけではなく好奇心を満足させようとしているのです。

牡牛座4/20−5/20

牡牛座に太陽を持って生れた人の、基本的テーマは所有と蓄積です。 実際的な能力と不屈の精神を持ち、美に感じやすく、魂の安定を求めて物質に拘りを持ち続けます。

目には見えない心の平安を得るために物を代用として所有したがるのです。彼または彼女にとっては家族すらも所有の対象となるのです。

牡羊座から牡牛座へと成長したとき、子供は与えられたものを囲い込み手放そうとはしなくなるでしょう。ぼろぼろになった縫いぐるみのお人形を抱いていないとベッドに入らない子供がちょうど牡牛座の時代を生きているのです。

親が新しいものを与えて、汚れた人形を捨てようものなら、それを捜してごみ箱だってひっくり返してしまうでしょう。そして古い人形を捨てずに新しいものも欲しがります。

口腔の楽しみには鋭い感覚を持ち、美味しいものが大好きです。この星座の人が進める食べ物やさんなら美味しいことは間違いなしです。

双子座5/21−6/20

双子座に太陽を持つ生れの人は好奇心とお喋りがテーマです。若々しくあらゆる物に対して興味を持ちます。

詮索好きで身の周りの事柄に次々と気を引かれるのでちょっとした情報通です。人の消息などにも詳しくこの人に聞けばたいていのことはすぐに答えてくれるでしょう。

人の一生の中ではちょうど小学生の時期といっていいでしょう。知識欲の旺盛なことは目を見張るばかりです。 手に入れた知識をもとに思考するのです。人の顔色を読むのも上手です。素早く物事に対応する能力は高く、みんなが欲しがるようなものをいち早く手に入れ流行の先端を行こうとするでしょう。

物事に対する熱中のしかたはそりゃあたいしたものです。その半面すぐに飽きてしまい途中で問題を解決しないまま投げ出してしまうようなこともしばしば起こります。

ちょっと嘘をついてしまうようなこともあるでしょう。この星座のひとにとっては知ることがすべてと言っていいでしょう。

蟹座6/21−7/22

蟹座に太陽を持って生まれた人の特性は感じることです。すべてに直感的でしょう。

保護と防衛本能がこの生まれの人のテーマです。年齢でいえば思春期です。

自分というものの存在に目覚め、家族や親戚、自分の住んでいる地域や国、そして世界を感じるようになります。先祖から伝えられた習慣や伝統を理解し、それらを非常に大切にするでしょう。保守的な考え方が強いのですが、もう一面ではなかなか進歩的で、これから来るであろう新しいものに好奇心を震わせるでしょう。

銀色に光るものが大好きです。この生まれの人は親切で優しく周囲の人々に好かれます。その反面気まぐれな部分があり、人によっては「お天気やさん」とか「気まぐれ天使」という余り有り難くないニックネームがついたりするでしょう。

もし自分の家族や子供がいじめにあったりすれば、目の色を変えて守ろうとするでしょう。気分やのわりには頑固な性質を持っています。疲れた時にはこの星座の人と一緒にいると、心が癒されほっとした気持ちにさせてくれます。

獅子座 7/23−8/23

私は誉められたい。賞賛を浴びるような立場に立ちたい。これが獅子座に太陽を持って生まれた人の最重要のテーマです。人生でいえば、志を立て、それに向かってひたむきに生きようとする青春の時期にあたります。

溢れるような若さと情熱を恋愛やスポーツや芸術的なことに注ぎ込み、自分の世界を創造的に生きようとするでしょう。この生まれの人は誇り高く王者の風格を持つといわれています。自分の人生を演出し創造することに喜びを感じ、権威に対する憧れを現実のものとして手にいれようとします。

常に正々堂々と勝負する事を好み、卑小なことやけち臭い真似は大嫌いです。うぬぼれに近い自己過信があります。太陽以外の惑星がこの星座にあれば、その惑星に従ってうぬぼれの質量が変化します。

反面寛大さと度量の広さもたっぷりと持ち合わせているので大いに人望があがり、周りにいろんな人が集まるでしょう。しかし、思うような立場が得られないときには、その落ち込みようは目に余るほどになるでしょう。常にほがらかであることがこの人には大切な事です。

乙女座8/24−9/22

水星の支配する乙女座に太陽を持つ人は批判が大好きです。なにしろこの生まれの人は、公序良俗を尊ぶという精神の持ち主なのです。

実務能力はあるし仕事の仕方は緻密で、実利的なよい識別眼を持っています。大きな野心を持ってそれを企画したり実行したりするのは苦手ですが、秘書的な職業においてはこの生まれの人の能力の右にでることはなかなか難しいと言っていいでしょう。

優れた分析能力はこの人のテーマです。人生上ではちょうど青春期の後半にあたります。今までの経験をいかして職業につき社会に参加してゆく時期です。 そうしたなかで、社会と自分との関わり合いや世の中の仕組みを理解してゆくようになります。緻密な自己観察をとおして社会的義務を負うことの意味を学びます。

何歳になっても常に若々しい容姿と物腰が周囲の人々を驚かせるでしょう。この人は分析と批判なくして物事を見ることはできません。従って過度に口うるさい印象を与えることになってしまいます。それをどうコントロールするかが幸運を引き寄せる鍵になるでしょう。

天秤座9/24−10/23

人は誰でも心の中に秤を持っています。秤は人間生活になくてはならないものの道具のひとつで、これのない生活は有史以前というほかはありません。

天秤座に太陽を持って生まれた人のキーワードはまさしく計るという事です。

人生上では配偶者を得て社会的にもバランスの取れた成熟期にあたります。 金星が支配するこの星座の基本的テーマは美と調和といわれ、優雅なことがらはすべてその影響を受けるので、この生まれの人はいずれも美男美女です。

対人関係を支配するのもこの星座です。彼または彼女が八方美人だといわれるのは、自分自身の主張というものを持たない生まれだからです。自分というものを持たないので、常に相手の意見に左右されるというのがこの生まれの人の弱点となるでしょう。

天性の優れたバランス感覚は、公平で偏らずよく人の意見を聞く人となるので、周囲の人々から好かれるでしょう。職業的には裁判官や検事、弁護士などの法律関係に適性があり、すべての美しいものを扱う職業にむいています。

蠍座10/24−11/22

冥王星の支配するこの星座のテーマは生と死、遺産、先祖から受け継がれてゆくもの、そして自分の求めるものを手に入れるための戦いを現わします。

人生上の年齢では壮年期にあたります。

およそ中間というものがなく、常に選択肢は右か左しかありません。底知れないエネルギーの持ち主で物事を行なう時は何事にも徹底したやり方をするでしょう。

支配星の冥王星は破壊と創造の繰り返しをつうじてこの人の人生の形を作り上げてゆきます。今までしていた事を整理して新しい事を始める事はこの人にとっては苦痛よりも喜びとなるでしょう。他の星座と比べれば何倍ものエネルギーを持っているからです。欲望の深さは12星座中随一といっていいでしょう。

この星座生まれの人は男女を問わずセクシーな魅力を持っています。生死を司る蠍座に太陽を持つのですから性という問題を抜きにしてはこの人の人生は成り立ちません。財産に対する執着にも強いものがあります。

性に重きをおくか、財産に捕らわれるかは中間のない考え方の影響によって個人差はありますが、いづれにしても一点集中型のタイプの人々といえるでしょう。

射手座 11/23−12/22

この星座に太陽を持つ人々の外見は立派で若々しいという特徴があります。若い女性ならば髪を短く刈り、シャツにジーンズといったボーイッシュなスタイルが最も似合うでしょう。

基本的にこの太陽の人は哲学者です。常に人間や世界を理解しょうとするでしょう。人生の年齢域でいうなら射手座は中年後期をあらわします。

宇宙の原理や宗教的な事柄をとおして人間の知恵というものを具体的にその生活にいかそうとします。この生まれの人を友人に持てば、親切な上物知りなので愉快な交流を楽しめるでしょう。野外での生活が大好きです。

キャンプなどでは遺憾無くリーダーシップを発揮して一緒に行った人達の面倒をよく見ます。欠点は自信を無くした時です。普段丈夫なこの人が風邪をひいたりすると、大騒ぎして周囲を巻き込み、これがあの人かと思うほどうろたえたりしてしまうのです。

一般的には陽気で楽しい性格といえるでしょう。職業的には教師や神学者、研究家、外交官や宗教などに関係した事に適性があります。

山羊座 12/23−1/20

牡羊座から数えて10番目の星座が山羊座です。この星座が持つイメージは老成した、あるいは朗らかではないといったものです。

人生上からいえば長老の時代にあたるわけですから、それもうなずける話です。テーマは使役で、この星座生まれの人は働き者です。

大人の風格を持ち、常に冷静な印象を与えるでしょう。別名人間モーターといわれるほどによく働きます。浮ついたところがなく、実際的で花より団子の価値観の持ち主です。それだけに頼り甲斐があり相談相手としてはぴったりです。

感情よりも利害を優先させて物事の処理にあたることができるからです。無用の出費はせず合理的な金銭感覚の持ち主なので、人からはけちんぼうと思われる事もしばしばです。実際美的な事には鈍感だという人も希にはいますから、そうなると本物のけちだと思われてしまうでしょう。

しかし太陽以外の惑星が別の星座にそれぞれ在泊しているわけですから、これらの本質はストレートに表面にあらわれることはありません。この星座の人は長い付き合いをとうして本当の良さがわかると言った性格です。

水瓶座 1/21−2/18

この星座の時間を太陽と共に東の地平線に持つ人は高度に人間らしい体型と人を惹きつける磁力に富んだ美しい目を持っています。

この星座のテーマは自由、平等、博愛の精神です。

人生上の年齢域では、長老期で、認識こそがこの星座の人の行動原理です。

自分個人の幸福を追求するよりも、共通の目的を持つ友人や仲間を大切に考えて、社会全体の発展に貢献しようという態度をとるでしょう。

市民運動のリーダーに水瓶座生まれが多いのも不思議ではありません。 また、ある種の天才性を持ちそれを実行しようとしてしばしば挫折することもあります。

天王星は革命の星とも呼ばれていて、現状を打破し新しい価値観を打ち立てようとするからです。

結果を手にする事を急ぐあまり、手段を選ばない傾向を持ち、説明不足から周囲の協力が得られなくなるからです。

風変わりで魅力的な性格を持ち、新しい環境を求めて発展しようとするのがこの星座の特徴です。

魚座 2/19−3/19

星座の最後に位置する魚座に与えられたテーマは信じる事、すなわち信仰です。

人生の慌ただしい営みから解放され、神の世界とこの世の間に立っている状態です。ですから魚座の人は一般に霊感が強く職業的な霊媒になるか、神官になったりします。

愛情深く自己犠牲の精神に富み、自分よりも相手の幸せを願うような性質を持ちます。この優しさに付け込まれ、しばしば騙されたり利用されたりしますが、相手に対して深く恨みを持ち続けるようなことはしないでしょう。相手をどこまでも理解し、許そうとするからです。実際このような性質の人が周りにいなければ、人間関係は随分ギスギスした無味乾燥なものと感じられるでしょう。

もう一つの特徴は芸術性です。生活の中により美しいものを取り入れ、感覚の喜びを求めるでしょう。宗教美術などは最も得意とする分野です。

奉仕性に富むこの生まれの人にとっては、愛する相手に全身全霊で尽くす事が人生最大の喜びとなるでしょう。